作成日:2026/08/02
R8.8月のコラム 新しい出会いは新しい鏡
最近、新しく知り合った方がいます。これまで私とは異なる経験を重ねてこられた方で、年代も少し離れているせいか、話をしていると新鮮な発見がたくさんあります。
ある日、会話の途中でこんなことを言われました。
「すぐに検索するんだね。」
いつの間にか、わからないことや気になることがあると、すぐにスマートフォンで調べることが癖になっていました。自分の知識のなさや、曖昧な記憶を一瞬で補ってくれる。こんな便利なものはありません。
その方はこう続けました。
「もちろん、すぐ答えは分かるけれど、それだと会話が終わってしまわない?」
その言葉に、はっとしました。
「これ、どうやって作っているのかしら?」「私はこう思うけど、どう思う?」
そんなふうに答えを探しながら話を続ける時間が、会話の楽しさ、醍醐味なのかもしれません。正解を知ることを優先するあまり、自分でも気づかないうちに、そんな時間を飛ばしていたのかもしれません。
ただ、それ以上に心に残ったのは、そんな自分の習慣を自然に指摘されたことでした。年齢や仕事柄でしょうか。「そういうところ気になるかも」「それって癖になってる?」そんなふうに率直に言ってもらえることは、いつの間にか少なくなってきています。
新しい出会いは、自分の視野を広げ、今まで知らなかった世界を教えてくれます。また、それだけでなく、自分では気づいていなかった自分を見つけ、内省する機会でもあるのだと感じました。
意識しなければ新しい人と出会う機会は減っていきます。でも、まだまだ知らない自分、知らないうちに変化している自分がいるのかもしれません。そんな自分に出会うためにも、これからも出会いを大切にしていきたいと思います。
2026年8月 水田かほる







