10月のコラム 老後はAIロボットと暮らす?
先日、中学時代の同級生と話していたときのことです。少し前までは、集まると親の介護の話がよく出ていました。それが最近では、両親が亡くなったり、施設に入居したりして、代わって自分たちの老後が話題に上るようになってきました。
私自身、母が90歳くらいで認知症を発症したこともあり、自分もいずれはそうなるかもしれないと考えています。ですから、元気なうちに入居する施設を探しておき、判断力が衰える前に入居しようと考えています。
すると、一人の友人が「私はAIロボットと一緒に暮らそうと思うの」と話し始めました。えっ?なるほど! そんな手もあるんだ・・・思いつきもしていませんでした。
確かに、今から20年も経てば、AIの技術は想像もつかないほど進歩しているでしょう。昔、SF映画で見たような、人間の生活を支えてくれるロボットが登場していても不思議ではありません。掃除や洗濯、食事の用意はもちろん、体が不自由になれば起き上がるのを手伝い、お風呂にも入れてくれる。体調の変化にも気づいて、必要なら病院に連絡してくれるかもしれません。
それだけではありません。AIは学習しますから、一緒に暮らすうちに私の性格や好みも覚えてくれるはず。好きな料理を作ってくれたり、ぴったりの音楽や映画を選んでくれたり、私の興味のある話題を持ち出して、会話を楽しませてくれたり・・・何年も一緒に暮らしているうちにとても素敵なパートナーになっているかも?
そんなことを考えているとだんだん楽しくなって、なんだか本当にAIロボットと暮らしたくなってきました。
もちろん、20年後にそんなロボットが実現しているかどうかは分かりません。でも、AIの進歩は驚くほど速く、今でも私の癖を少しずつ理解してくれるようになってきた気もします。そう考えると、まったくの夢物語とも思えません。
一方で、AIが進化しすぎて人類を攻撃する、という話も耳にします。
さて、AIが私の介護をしてくれるのと、人類を滅ぼすのと、どちらが先でしょうか。
2026年10月 水田かほる







